学生のうちから備えろ。目指せ日本一の研修医。

学生時代に研修医としての実力をつけられない理由

・大学病院はまれな疾患、難病を主に扱う施設であり、コモンディジーズを迅速に捌くできる研修医を育てられる土壌ではない

・結局、診療科ごとに思いつきの課題を与えていて、大学病院全体で共通の教育目標を掲げてできる研修医を育てよう、という意識がない。そもそも診療科内でも明確な教育目標は打ち出せていない

・そもそも大学病院は、後期研修から優秀な人材を確保できればよく、市中病院の研修にむけてできる人材を育てよう、という目標がない。育てても自分の病院に得はないし。

 

では、学生時代に何を実践すべきか

・ネットを駆使して、具体的に研修医が行っている業務をちゃんと理解する

・ネットを駆使して、研修医がやっている有効な勉強法や優秀な研修医の特徴を知る

・勉強しまくる。学生時代に初期研修1周目を終えるぐらいの気概で勉強しまくる。5、6年の2年間は初期研修と同じ期間。

 

・以上のことを頭に入れて、大学病院の実習に参加して、優秀な研修医になるために盗める技術はないか、意識する。漫然と全部の仕事を頭に入れようとしても、コスパ悪いし、結局身につかない。

・当然国試に向けての勉強もしっかりする。ただし、「この知識は初期研修に役立つのか?」という視点を常に持って勉強に強弱をつけろ。

・あとは死ぬほど遊べ。暇を作らずに遊べ。大量の暇な時間は医者になくて、学生にあるもの。自分たちの強みを使って遊びまくれば、働きまくっている医者に負けない自信がつく。

・筋トレをしろ。ホルモンの影響で自分に自信がつくし、多幸感も生まれる。上司にもなめられないようになるし、話のネタにもできる。キャラも確立できる。

 

初期研修だけ見据えていて、後期研修のことは考えてないけどいいの?

・初期研修中に考えればいいだろ。

・初期研修の業務内容を理解して飲み込みが早ければ、働いているときに余裕が生まれる。初期研修中に後期研修のことを考えられるようになる。

・とにかく医者人生スタートで「自分はできる医者なんだ」と思えることが、その後の医者生活のモチベーションになる。

 

 

コロナ 自粛期間について思考を整理しよう

どこからともなくやってくる原因不明の焦り

・コロナで行ける場所、やれる事が少なくなって、家にいる時間が増える

→時間の流れが早く感じ、何かものすごくダメな生活を送ってしまうような感覚に襲われる

→下手すりゃ死にたくなる。

なぜ焦るのか

・運動不足、食生活、睡眠時間などの生活習慣の乱れによる生理的な反応

・今何をするべきか明確化できていない、もしくは明確化できていても、それを具体的な行動指針まで落とし込めていない、もしくは落とし込めていても行動できていない

 

具体的な対策

1つ目の理由は、毎日の運動量、睡眠量、睡眠を取る時間を管理することで解決する

2つ目の理由はについては1つ1つ整理していきたい。

・何をするべきか明確にするためには、学生時代を通しての目標を設定する必要がある。

→、学生時代を通しての目標は、

①優秀な医者になるために最大限準備すること、

②卒業してから後悔しないくらいモラトリアムを誰よりも満喫すること

→よって、コロナ中にできることは、

①国試の勉強を最大限進めること、

②コロナ明けに学生生活を満喫できるように旅行や遊び、病院見学などの計画を寝ること

 

未経験、無知、という価値について

素材は未経験

何かブログを書こうとしてみるけど、書くことなんて全然思いつかない。そう思ってネットで適当に検索して、しっかりと仕上がっているブログを読んでみた。みんなそれぞれの得意分野があったり、ある事柄について自分なりの考えがあったりして、読みながらなるほどな、とは思いつつも自分であればどういうことが書けるか、まではなかなか想像が追いつかなかった。自分にはそんな大した経験なんてないしな、とは思ってしまった。逆に捉えれば何も経験していないこと、そのこと自体にある種の希少性、商品性があるのかな、と思ったりもした。未経験は素材になるかもしれない。経験者は2度と未経験者には戻れないではない。ヤリチンは2度と童貞には戻れないのだ。経験者は未経験だった時のことを何とか思い出して記録することはできるかもしれないけど、その情報は決して確かではない。視点はあくまで「今」にあるから。何も経験していない状態というのは貴重であって、それをテーマは何であれ少しずつ経験していき、その過程をリアルタイムで記録していくことには、ある程度の需要は発生するのではないか。ブログというもの自体も、私は全くの未経験者だ。筋トレ、キャンプ、釣り、臨床医学、プログラミング、DIY、ゴルフ…。好奇心は旺盛だけど行動力皆無の自分には興味あるけど手をつけていないこと、は山ほどある。

リアルな感覚を大事に

これらをテーマに未経験者からいかに経験して大きくなっていくかを記録していきたい。記録する時に気をつけなきゃいけないのは、カッコつけないこと、正直でいること。これまで自分は、悪い癖としてセンスある人間を装ってしまうことが往々にしてある。飲み込みが早い人の振りをしてしまうのだ。結局本質を全然理解してないから、あとで詰まってその時には聞くタイミングを逃している。(このタイミングを逃したというのも自意識によるもので、実際は聴ける状況だったりするんだけど) 初心者として不安であることやつまづくと、できないことを正直に記録していく。ブログを書くにあたって文章を推敲していくことはもちろん大事だけど、気持ち自体を推敲してしまっては、文章の趣旨はなくなってしまう。未経験者が提供できる商品はあくまで、未知のものに対する己のリアルな感覚なのだから。

リンパ系疾患

結核性リンパ節炎

リンパ節炎は頸部に好発。圧痛を伴わない。→菊池病は圧痛あり。悪性リンパ腫は圧痛なし。

CTで同定可能。生検にて確定診断。生検による病理画像では、リンパ球浸潤、ラングハンス巨細胞、類上皮細胞肉芽腫、乾酪壊死が見られるのが特徴的。

 

 

②菊池病(亜急性壊死性リンパ節炎)

原因不明のリンパ節炎で若年女性に多い。→HIV伝染性単核球症との鑑別重要。

発熱、関節痛、発疹、頸部リンパ節腫脹・圧痛などの症候みるも、全身状態良好。

異型リンパ球の出現により、代償的に好中球が減少する。好中球がWBCのマジョリティーなので結果WBCの値低下。

病理像で、傍皮質を中心とした境界明瞭な壊死とマクロファージ浸潤あり。

経過観察にて数ヶ月で軽快し、炎症症状にはNSAIDSが有効。

 

悪性リンパ腫

リンパ節を主座とした悪性のリンパ増殖疾患の総称

リンパ節腫脹は無痛性、表面平滑、弾性硬。可能性良好、発熱、熱感なし。

ホジキンリンパ腫(HL)と非ホジキンリンパ腫(NHL)に分けられる。

ホジキンリンパ腫

B細胞由来の悪性リンパ腫(なのに液性免疫ではなく細胞性免疫が低下する、、)。ホジキン細胞、リードスタンバーグ細胞が出現する。

若年者と高齢者に発症のピークがある(二峰性)。隣接リンパ節へ連続性に進展。(→非ホジキンリンパ腫はスキップして浸潤する)。波状熱。血球減少などによる貧血や皮膚掻痒。

化学療法(ABVD療法→アドリアマイシン、ブレオマイシン、ビンブラスチン、ダカルバジン)、放射線併用することも。

非ホジキンリンパ腫

B細胞腫瘍とT細胞腫瘍がある。リンパ節をスキップ浸潤。

CHOP療法(この名称は全然覚えにくい)。B細胞リンパ腫ではリツキシマブが有効。

シクロフォスファミド(C)、ドキソルビシン(H?笑)、ビンクリスチン(O??笑)、プレドニゾロン(P!)。